JavaのJARファイルについて

JAR とは Java ARchive の略です。

Javaでは、クラスごとにファイルが作成されるため、あるプログラムを配布する時に、非常に多くのファイルを渡したり、ダウンロードしたりしなくてはいけない場合があります。

これを1つのアーカイブファイルにまとめるのが「JAR」です。

これは普及している ZIP ファイル形式に基づくファイル形式で、多数のファイルを 1 つにまとめ、さらに圧縮することができます。

JARファイルを作成するには、jarコマンドを用います。

> jar [オプション] <jarファイル名> <classファイル名 ...>

オプションには以下のようなものがあります。

オプション	内容
-c	新しいjarファイルを作ります。
-t	jarファイル内のファイル一覧を取得します。
-x	jarファイルから指定のファイルを抽出します。ファイル名を指定しない場合はすべて抽出します。
-v	詳細な情報を出力します。
-f	指定したファイル名のjarファイルを作ります。
-o	圧縮を行わず、格納のみを行います。

実際には以下のようなコマンドで用います。

■複数ファイルを圧縮

>jar cvf testFile.jar testClass1.class testClass2.class

■解凍

>jar xvf testFile.jar