Git初心者が最初に覚えるべき5ステップ|これだけ押さえればOK!

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私が初めてGitを使ったのは、ある業務の現場でした。

「リポジトリ?commit?push?って何…?」と混乱しながらも、とにかく操作して覚えた記憶があります。

Gitは便利なツールですが、初心者にとってはとっつきにくい部分も多いのが事実です。

この記事では、そんな私自身の経験をもとに、最初に覚えておくとラクになるGitの基本操作5つを順番に解説していきます。

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  1. Gitって何?そもそもどんなツール?
    1. そもそも「バージョン管理」って何?
    2. Gitは何をするツールなの?
    3. なぜGitが難しく感じるのか?
  2. GitとGitHubの違いをざっくり整理!
    1. Gitとは:ローカルで履歴を管理するツール
    2. GitHubとは:インターネット上で共有する「置き場所」
    3. GitとGitHubの関係:どう繋がってるの?
    4. まとめ:混乱しないための覚え方
  3. 第3章:まずこれだけ!よく使う基本コマンド5つ
    1. git init:このフォルダをGitで管理するよ!
      1. 意味
      2. 使う場面
      3. コマンド例
    2. git add:変更したファイル、記録する準備できたよ!
      1. 意味
      2. 使う場面
      3. コマンド例
    3. git commit:変更内容を記録しました!
      1. 意味
      2. 使う場面
      3. コマンド例
    4. git push:記録した変更をGitHubへ!
      1. 意味
      2. 使う場面
      3. コマンド例
    5. git status:今、何がどうなってるか確認!
      1. 意味
      2. 使う場面
      3. コマンド例
    6. まずは「変更 → add → commit → push」の流れを理解しよう!
  4. よくあるつまずきポイントとその対処法
    1. Q1. git push したら「authentication failed」って怒られた…
      1. 原因
      2. 対処法
    2. Q2. git commitしようとしたら「ステージに何もない」って言われる…
      1. 原因
      2. 対処法
    3. Q3. git status の表示がよくわからない…
      1. 原因
      2. 対処法
    4. Q4. git push したら「リジェクト」されてる…?
      1. 原因
      2. 対処法
    5. Q5. 「Gitって覚えること多すぎて無理かも…」ってなる
      1. 気持ち
      2. 対処法
  5. これからの学び方とおすすめリソース
    1. ステップ1:自分用の練習環境を作ろう
    2. ステップ2:少しずつ応用へ進んでみる
    3. おすすめの学習リソース
    4. さいごに:焦らなくて大丈夫、少しずつでOK!
  6. まとめ:これだけ押さえれば、Gitはこわくない!
    1. おさらい:覚えておきたい5ステップ
      1. Gitって何?  
      2. GitとGitHubの違い  
      3. よく使うコマンド5つ  
      4. つまずきポイントと解決法  
      5. これからの学び方  

Gitって何?そもそもどんなツール?

「Git使ったことある?」 初めてその言葉を聞いたとき、私は思いました。

「え、ギット?ギットって誰?何する人?」と。 ターミナル上で謎のコマンドがずらりと並ぶそのツールに、最初は正直ちょっと怖ささえ感じたものです。

でもGitは、開発現場では欠かせない“バージョン管理ツール”。わかってしまえば、とっても頼れる相棒になるんです。

そもそも「バージョン管理」って何?

バージョン管理とは、簡単に言えば「いつ・どこを・どう変更したか」を記録しておける仕組みです。

たとえば、ワードやエクセルなどでも「上書き保存」してしまって、前の状態に戻れなくて後悔した経験ってありますよね。

Gitがあれば、そんな心配は不要です!

  • 「過去の状態に戻れる」
  • 「誰が、何を、いつ変えたかがわかる」
  • 「複数人で同じファイルを安全に編集できる」

つまり、履歴を記録しながら、安心して開発作業を進められるというのがGitの強みなのです。

Gitは何をするツールなの?

Gitは、主に以下のような役割を担っています:

  • ファイルの「変更履歴」を記録する
  • 好きな時点の状態に「巻き戻す」ことができる
  • 複数人で「安全に共同作業」できる(チーム開発で大活躍)

Gitは基本的に「ローカルPC(自分の環境)」で作業しますが、GitHubなどのリモートサービスと連携することで、複数人での開発がしやすくなります。

Git単体では記録管理、GitHubと組み合わせることで“チームとの共有”が可能になる、というイメージです。

なぜGitが難しく感じるのか?

Gitが初心者にとって難しく感じる理由は、こんなところにあります:

  • 黒い画面(ターミナル)で操作する → 見慣れていない
  • コマンドが英語&略語で直感的にわかりにくい
  • “仕組み”が見えにくく、「何が起きてるのか」が理解しづらい

でも、焦らなくて大丈夫です。

私自身も最初は混乱しながらコマンドを打っていましたし、「よくわからないまま慣れてしまった」部分もあります。

この記事では、「覚えるべきことだけを、順序立てて」紹介していきます。

「まずこれだけ押さえておけばOK!」という安心感を、今のあなたに届けられたら嬉しいです。

次の章では、GitとGitHubの違いを整理して、さらに全体像をつかみやすくしていきましょう!

GitとGitHubの違いをざっくり整理!

Gitに慣れていない頃、「GitとGitHubって何が違うの?」と思ったことはありませんか?

私も最初は、「名前似てるし、同じようなもの…なのかな?」とぼんやりした理解で操作していました。ですが、実はこの2つ、役割も仕組みもまったく違うツールなんです。

Gitとは:ローカルで履歴を管理するツール

Gitは、自分のパソコン上でファイルの変更履歴を記録・管理するためのツールです。

プログラミングで使われることが多いですが、実際にはドキュメントや画像など、ほぼあらゆるファイルに使えます。

Gitでできることは主に以下の3つ:

  • ファイルの変更履歴を記録(過去に戻れる!)
  • 変更した内容を一覧で確認できる(何を変えたか明確になる)
  • 複数の作業ライン(ブランチ)を切って並行作業できる

つまり、自分だけで作業する時でもGitは便利に使えるということですね。

GitHubとは:インターネット上で共有する「置き場所」

一方、GitHubはGitの履歴をインターネット上に保存して、ほかの人と共有できるサービスです。

Gitの「記録機能」はそのままに、チームでの開発やバックアップにも活用できるようになります。

GitHubでできること:

  • Gitで管理している履歴をクラウド上に保存(=リモートリポジトリ)
  • 他の人と変更履歴を共有・確認できる
  • プルリクエストやコメント機能でチーム開発がスムーズに

よくある例えですが、Gitが「手元のノート」だとしたら、GitHubは「みんなが読める掲示板」のような存在です。

GitとGitHubの関係:どう繋がってるの?

Gitだけで使っているうちは、自分のPCの中で変更履歴を記録するだけですが、 GitHubと組み合わせることで「push(押し出す)」操作によって、記録をリモートへ送ることができます。

たとえば、こんな流れです:

  • ① Gitでファイルを変更・記録する
  • ② GitHubのリポジトリ(保存場所)を作る
  • ③ Gitで変更履歴をGitHubに送る(=git push)

このように、Gitは記録するツール、GitHubは保存して共有するサービスと覚えるとわかりやすいですね。

まとめ:混乱しないための覚え方

GitGitHub
ローカルで使う記録ツールインターネット上の共有サービス
自分のPCの中で動くWebブラウザでも操作できる
コマンドで操作する(git initなど)Web画面やGitHub CLIなどで操作
コードの履歴を記録するチームで履歴を共有・レビューする

次の章では、いよいよ「実際にどんなコマンドを覚えればいいのか?」というところに入っていきます。

Git初心者が最初に押さえておきたい、5つの基本操作を丁寧に紹介していきますね!

第3章:まずこれだけ!よく使う基本コマンド5つ

Gitにはたくさんのコマンドがありますが、初心者のうちはすべてを覚えようとしなくても大丈夫。

まずは 「自分の作業を記録して、リモートに届ける」 という流れをつかむために、以下の5つのコマンドを覚えていきましょう。

git init:このフォルダをGitで管理するよ!

意味

Git管理のスタート。今いるフォルダを“Gitの管理下”に置く。

使う場面

新しくGitで管理したいプロジェクトを始めるとき。

コマンド例

Bash
git init

実行すると、隠しフォルダ .git が作られ、この場所で履歴の記録が可能になります。

git add:変更したファイル、記録する準備できたよ!

意味

変更内容を「ステージ(記録の候補地)」に追加する。

使う場面

編集・更新したファイルを次回の記録対象にする時。

コマンド例

Bash
git add index.html

※全ファイルを対象にするなら:

Bash
git add .

ファイルを記録する前に「この内容、残したいです」と申告するようなイメージです。

git commit:変更内容を記録しました!

意味

ステージに追加されたファイルの変更を履歴として確定させる。

使う場面

変更の理由や内容をメッセージとともに保存したいとき。

コマンド例

Bash
git commit -m "ヘッダーの色を変更した"

“-m”オプションで、記録メッセージ(コミットメッセージ)を添えて保存します。

git push:記録した変更をGitHubへ!

意味

ローカルで記録した履歴をリモートリポジトリ(GitHubなど)に送る。

使う場面

自分の変更をチームに共有したいとき。

コマンド例

Bash
git push origin main

“origin”はリモート先の名前、”main”は送る先のブランチ名です。最初はこの形で使うことが多いです。

git status:今、何がどうなってるか確認!

意味

現在の作業状況(どのファイルが変更されていて、記録済みかどうか)を確認できる。

使う場面

自分が何を変更したか忘れたとき、次に何をすべきか考えるとき。

コマンド例

Bash
git status

初心者のうちは、git statusを頻繁に使うのが安心です。「今どうなってる?」と教えてくれます。

まずは「変更 → add → commit → push」の流れを理解しよう!

この章で紹介した5つのコマンドは、Gitの基本中の基本。

実際の作業ではこの流れで使うことが多くなります。

  • ① ファイルを変更する
  • ② git add で変更を記録する準備
  • ③ git commit で履歴として保存
  • ④ git push でリモートに届ける

これを覚えておくと、「Gitの使い方が見えてきた!」という感覚をつかめるようになりますよ。

次の章では、初心者がよくつまずくポイントをピックアップして、安心して使い続けられるヒントを紹介します。お楽しみに!

よくあるつまずきポイントとその対処法

Gitの基本操作を覚えたとしても、いざ実務で使おうとすると「え、pushできないんだけど…?」「あれ、commitって通った?」など、戸惑う瞬間が必ず訪れます。

ここでは、初心者がつまずきやすいポイントと、その解決方法をQ&A形式で紹介します!

Q1. git push したら「authentication failed」って怒られた…

原因

GitHubと接続するための認証情報(ID・Token)が正しく設定されていないことが多いです。

対処法

  • GitHubの個人アクセストークン(PAT)を取得し、IDの代わりに使う
  • HTTPSで接続している場合、毎回入力するか、Git Credential Managerで記憶させる

GitHub公式:Personal Access Tokenの作成方法

Q2. git commitしようとしたら「ステージに何もない」って言われる…

原因

git add を忘れている可能性があります。

対処法

Bash
git status

で状況を確認 → 変更があるファイルを見つけたら

Bash
git add <ファイル名>

でステージに追加 → 再度 git commit を実行すればOK!

Q3. git status の表示がよくわからない…

原因

ステージ済かどうか、記録されたかどうかの状態が読み取りにくい

対処法

  • 赤文字 → 変更されたけど add していない(未ステージ)
  • 緑文字 → add 済(ステージ済)
  • 「nothing to commit」→ 記録すべき変更がない状態

慣れるまでは「変更したらすぐ git status 」を習慣にすると安心です。

Q4. git push したら「リジェクト」されてる…?

原因

リモートリポジトリ(GitHub側)が更新されていて、自分のローカルと差分がある状態です。

対処法

Bash
git pull origin main

でリモートの最新情報を取り込んでから、再度 git push を実行してみてください。

※このときマージが発生する可能性もあるので、状況をよく確認しましょう。

Q5. 「Gitって覚えること多すぎて無理かも…」ってなる

気持ち

わかります、私もそうでした…!

対処法

  • まず「この5ステップだけでOK」と割り切る
  • “操作の背景”よりも、“使えること”を優先する
  • 使いながら覚える!多少わからなくても使ってみることが大事

Gitは慣れれば自然と使えるようになります。

「初心者あるあるのつまずき」は、誰もが通る道。

なので、落ち込まずに一歩ずつ進んでいきましょう。

次の章では、これからどんな風に学習を続けていけばいいか、オススメのリソースやコツをご紹介します!

これからの学び方とおすすめリソース

Gitの基本操作をひと通り学んだ今、次の疑問が浮かぶかもしれません。

「このあと、何をどうやって勉強していけばいいんだろう?」

ここでは、初心者が“無理なく”“楽しく”Gitを学び続けるための方法と、頼れる学習リソースをご紹介します!

ステップ1:自分用の練習環境を作ろう

実際に手を動かしてみることが、一番の理解への近道です。

  • ローカルフォルダで「仮プロジェクト」を作る
  • 空のテキストファイルを用意し、git init → add → commit → push の流れを練習
  • GitHubのアカウントを作って、リポジトリを作成してみる

「何も壊れない環境」で試行錯誤できると安心感が違います。

失敗してもOKという余白が、学びの加速につながります!

ステップ2:少しずつ応用へ進んでみる

基本操作に慣れたら、次は「ブランチ」「マージ」「pull request」などの概念にチャレンジしてみましょう。

おすすめのテーマ:

  • ブランチ運用とは? → 「別の作業ラインを作る」ことがどんなメリットをもたらすか
  • チーム開発に必要なコマンド → git clone, git pull, git merge などの役割を知る
  • GUIツールの活用 → SourceTreeやGitHub Desktopなどを使えば、操作の流れが視覚化されて理解しやすくなります

おすすめの学習リソース

種類リンク・名前特徴
動画【Git入門講座】YouTubeで学べるシリーズ実演形式で視覚的に理解できる、やさしい解説
記事Qiita「Gitまとめ記事」チーム開発やブランチ運用まで丁寧に解説されている
書籍『いちばんやさしいGitの教本』図とストーリー形式で初心者でも読みやすい
サンドボックスLearn Git Branching視覚的にGitの流れを試せる、ゲーム感覚の練習ツール

さいごに:焦らなくて大丈夫、少しずつでOK!

Gitは慣れるまで時間がかかります。

理解に“段差”があるので、一気にジャンプしようとするとつまずいてしまうことも。 でも、この記事をここまで読み進めたあなたは、もう「最初の壁」を越えてきたことになります。

「最初はわからなくて当然」 「ちょっとずつ進めば、必ずわかるようになる」

そんなメッセージを、あなたに贈ります。

まとめ:これだけ押さえれば、Gitはこわくない!

この記事では、Git初心者が最初に覚えておきたい5つのステップを中心に、Gitの基本をやさしく解説しました。

おさらい:覚えておきたい5ステップ

Gitって何?  

→ バージョン管理ツール。履歴を残して、安心して開発するための相棒!

GitとGitHubの違い  

→ Gitは手元で履歴を記録、GitHubはその履歴を共有する“置き場”!

よく使うコマンド5つ  

→ init, add, commit, push, status の順で覚えよう!

つまずきポイントと解決法  

→ よくあるエラーに対して、原因と対処法をやさしく紹介しました!

これからの学び方  

→ 「まずは手を動かすこと」「楽しく続けられるツールや情報源」でOK!

Gitは最初こそわかりにくい部分もありますが、少しずつ慣れていくと「記録するってこういうことか」「チームでやりとりするのがラクになる!」と実感できるようになります。

最初の違和感は、学びの始まり。 今わからないことも、未来の自分にとっては「わかる」が当たり前になっていきます。

この記事が、あなたの「最初の一歩」をサポートできていたらうれしいです。

次は、ブランチやチーム開発、GUIツールなどもぜひ少しずつ試してみてくださいね!

decopon
decopon

「Gitってなんだろう?難しそう…」そんな気持ちを抱えていた方に、少しでも安心してもらえたなら、とても嬉しいです。

私自身、初めてGitを使ったときは混乱の連続で、「操作はできるけど意味はわかってないかも…」という状況が続いていました。 でも少しずつ使っていくうちに、「あ、記録ってこういうことか」「これ、便利かも」と感じられるようになってきました。

この記事は、そんな私自身の経験と「こんな風にわかりたかったな」という視点から書いたものです。 もし、あなたの中に「少し理解できた気がする」「次はここを調べてみようかな」という気持ちが芽生えていたら、それだけで十分素晴らしい一歩です。

moco
moco

ぼくはGitのこと、最初“おやつの名前”だと思ってたよ。
でも履歴を残せるなんて…すごいね!

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