「あーーー英語…もうちょっとどうにかならんのか…!」
GitHubを開いたら、全部英語。
エラーが出たら、英語。
調べてみても、英語の技術記事ばっかり…。
「エンジニアって英語できないとダメなの?!」と初めて痛感したのは、GitHubを使い始めたとき。
PRやIssueの説明は英語だらけで、どこをどう操作したらいいのかも分からない。
なんとか検索してたけど、英語のドキュメントを毎回翻訳しながら進めるのがつらい。
それは業務でも同じだった。
AzureやTypeScriptを扱うと、公式ドキュメントが英語でしかない。
「英語を読まないと、仕事にならん…」っていう瞬間が、確実に増えていった。
でも、ここで気づいた。「英語ができるエンジニアって、めちゃくちゃ強くない?」
最新の技術をすぐにキャッチできるし、エラーもサクッと解決できる。
GitHubのやりとりもスムーズになって、プロジェクトの幅が広がる。
そして何より、選べる仕事の選択肢が一気に増える。
だから、私は「技術英語×TOEIC」という視点で学び方を変えた。
「開発に使う英語」から学べば、自然とTOEICのスコアも伸びるし、日々の業務がラクになる。
この記事では、そんな経験から学んだ「エンジニアが技術英語&TOEICをどう活かすか?」を、具体的な方法とともにお届けします!
英語は苦手でも大丈夫。
まずは“開発で使う英語”から、一緒にアップデートしていきましょう!
なぜエンジニアに英語が必要なのか?
「エンジニアに英語って必要?」と聞かれたら、たぶん多くの人が「できたほうがいいけど、必須ではないかな」と答えるかもしれないですね。
でも私は思う。英語ができるエンジニアは最強だと。
なぜなら、プログラミングをするうえで英語の影響力は想像以上に大きいです。
GitHub、ドキュメント、エラーメッセージ、技術ブログ…
ほぼすべてが英語に支配されていると言っても過言ではないですね。
実際、私が「英語の壁」に初めてぶち当たったのは、GitHubを使い始めたときでした。
GitHubとの出会い=英語との戦い
初めてGitHubを触った日。
「コードを公開して管理できる便利なツールらしい」くらいの感覚で使い始めたけど、開いてすぐに衝撃を受けました。
「説明が全部英語じゃん……!!」
PRってなに?Issueってどう使うの?Mergeってどういうこと?
英語が苦手な私は、操作だけでめちゃくちゃ苦戦しました。
それでもなんとか記事を読んで学んでいくうちに、気づいたことがあります。
「英語が読めるだけで、GitHubが一気に使いやすくなる!」
英語のPRコメントやIssueの説明を理解できるようになると、操作の流れがスムーズになります。
そして、PRの英語コメントを真似して書いてみることで、技術英語の使い方が自然と身につきました。
この経験が、「英語ができるとエンジニアとしての成長スピードが変わる」と思った最初の瞬間でした。
エラーメッセージは英語の学習教材だった!?
GitHubの英語に慣れ始めると、次にぶつかったのがプログラムの「エラー」でした。
コードを実行すると、画面に表示されるのは謎の英語メッセージ。
「’NullPointerException’…?何これ?」
最初はエラーをコピペして翻訳するしかなかったけど、やっているうちに気づきました。
「よく見る英語フレーズは、なんとなく意味がわかるようになってくる!」
例えば、こんな頻出エラー
英語エラーメッセージ | 意味 | 対策 |
---|---|---|
SyntaxError: Unexpected token | 予期しない記号のための構文エラー | 括弧の閉じ忘れ? |
ReferenceError: x is not defined | x が未定義 | 変数宣言した? |
TypeError: cannot read property | 型のミスマッチ | データ型をチェック! |
エラーの英語フレーズに慣れると、いちいち翻訳しなくても「だいたいの意味」が分かるようになってきました。
結果、エラー対応にかかる時間がぐっと減ったし、検索もスムーズになりました。
こうして、私は「技術英語=最強の学習教材」ということに気づき始めました。
英語ドキュメントとの戦い
業務でAzureやTypeScriptを触るようになって、再び「英語の壁」にぶつかりました。
公式ドキュメントがほぼすべて英語で書かれていて、調べるたびに「読むのが大変…」と思っていました。
でも、ここで活躍したのが技術英語フレーズのストックでした。
「API」「Authorization」「Middleware」などの頻出単語を抑えておくと、文脈から内容が理解できるようになったのです。
そして、英語の技術ブログやStack Overflowの回答を毎日読む習慣をつけることで、ドキュメントの理解スピードが格段にアップしました。
まとめ:英語を使いこなすエンジニアは、最強かも?!
英語ができることで、こんなメリットがあります。
- GitHubでのやりとりがスムーズになる
- エラーメッセージの理解&対応スピードが上がる
- 公式ドキュメントや海外技術記事がそのまま読める
- 最新技術の情報にいち早くアクセスできる
- キャリアの選択肢が広がる(外資・グローバル案件)
もちろん、いきなり英語ペラペラを目指す必要はないです。
まずは「エンジニアとして必要な英語」から少しずつ学ぶことで、日々の業務がどんどんラクになっていきます。
次章では、技術英語×TOEICの関係性について深掘りしながら、どう学習すればエンジニアとして成長できるかを解説していきます!✨
技術英語とTOEICはどう違う? 〜“使う英語”と“測る英語”〜
英語の勉強を始めようとするとき、「何から手をつければいいのか分からない」と悩む方は多いです。
特にエンジニアの場合、「TOEICと技術英語、どちらを優先すべき?」と迷うことがあるかもしれません。
この章では、それぞれの特徴を比較しながら、どう活かせば効果的なのかを解説します。
技術英語とは?=「現場で使う英語」
技術英語とは、日々の開発現場で「実際に使う英語」のことを指します。
GitHubでのPull Requestのコメント、エラーメッセージ、コードコメント、APIドキュメント、Stack Overflowでの質問・回答など… 技術英語は“読む・書く”の両方で頻繁に登場します。
例えば…
- Fix typo in README:READMEの誤字を修正(PRタイトル)
- ReferenceError: x is not defined:参照エラー: x が定義されていません(エラー)
- Fetch user data from database:データベースからユーザーデータを取得する(コードコメント)
- This endpoint returns user profile data:このエンドポイントはユーザープロフィールデータを返します(APIドキュメント)
といったシンプルかつ現場密着型の英語です。
みなさんも、このような技術英語に多く触れてきた経験があると思います。
慣れてくると、構文や文章パターンがある程度決まっているため、繰り返し使うことで自然と身についていきます。
TOEICとは?=「英語力を測るスキルの指標」
一方、TOEICは主にビジネス英語の基礎力を測るテストです。 リスニングとリーディングの2部構成(L&R)で、「メール・会議・スケジュール・報告」などのオフィス英語が中心です。
例えば…
- “Please confirm your attendance by Friday.”(金曜日までに出席を確認してください。」)
- “The report will be submitted by the end of the week.”(報告書は今週末までに提出される予定です。)
- “Our team is planning to relocate to a new office.”(私たちのチームは新しいオフィスに移転する予定です。)
このような表現は、開発中の英語とはややトーンや文脈が異なりますが、社内での英文メールやミーティング参加には不可欠な力です。
技術英語とTOEICの“役割のちがい”と“つながり”
項目 | 技術英語 | TOEIC |
---|---|---|
主な用途 | 開発中の英語(PR、エラー、ドキュメントなど) | ビジネス全般の英語理解力(社内コミュニケーション) |
スタイル | シンプル・実務寄り | 形式的・汎用的 |
必要な場面 | プログラミング、英語の検索、ドキュメントを読む | 英文メール、会議、履歴書、キャリア転職時など |
学び方 | 「使いながら覚える」アウトプット中心 | 「聞く・読む・解く」インプット中心 |
開発を通じて英語に触れている方にとっては、技術英語をきっかけにTOEICのリーディング力も伸びやすくなります。
TOEICか技術英語、どちらを優先すべき?
結論としては、「開発の現場で困っているなら、まずは技術英語」
そして、「社内外で英語を使いたい・転職やキャリアアップを考えているならTOEICも並行して強化する」のがおすすめです。
どちらか一方ではなく、お互いを補完し合える関係として考えると良いでしょう。
私自身の気づき
最初にGitHubで英語に苦戦した経験から、「自分にはTOEICなんて無理かも…」と思ったこともあります。
でも、「英語のエラーやPRコメントを書けるようになった=“英語を使えている”じゃないか」と気づいてから、英語へのハードルが一気に下がりました。
それに、技術英語に慣れてからTOEICに取り組むと、出てくる単語や文法が「なんか見たことある!」と感じるようになり、むしろスムーズに学べました。
エンジニア向けのTOEIC勉強法|技術英語とどう組み合わせる?
英語の勉強って、「机に向かって文法と単語を覚えること」と思われがちですが、エンジニアにとってはちょっと違います。
日々の開発のなかにこそ、学習チャンスが転がっているのです。
この章では、「開発しながら英語を学ぶ方法」をベースに、TOEIC対策と技術英語の橋渡しとなる学習習慣をご紹介します。
コードコメントを“英語で書く”だけでライティング力が伸びる
最初におすすめしたいのが、コードに書くコメントを1日1行だけ英語にすることです。
例えば…
# 入力チェック処理
# → Check if input is valid before processing
こうした短文英語を毎日自然に“書く”習慣をつけることで、TOEICのパート7(リーディング)やライティングの表現力が少しずつ鍛えられていきます。
この「1日1行」スタイルを続けていくうちに、GitHubのPRコメントも無理なく英語で書ける力がついてきます。
エラーメッセージを“耳で読む”とリスニングに効く!
私たちが毎日遭遇する「エラーメッセージ」も、TOEIC的には立派な“リスニング教材”になります。
例えば…
- SyntaxError: Unexpected token ‘=’(構文エラー: 予期しないトークン ‘=’)
- Cannot read property ‘length’ of undefined(未定義のプロパティ ‘length’ を読み取ることができません)
このようなエラー文を「そのまま音読」してみたり、「音声読み上げ機能」で聞いてみると、TOEICのリスニング力にも直結してくるんです。
ポイントは、「意味が分かる文を、耳でも慣れること」。
技術英語の“音”に慣れることで、TOEIC Part 3〜4のビジネス説明文にも構造的に対応しやすくなります。
ドキュメント読み&Stack Overflow活用で読解力UP!
AzureやTypeScriptなど、英語ドキュメントが主流の技術に触れたとき。
最初はつらかったけれど、「知らない単語をそのままにせずメモする」「Stack Overflowで類似表現を見る」という習慣をつけたことで、英語の読解力が大きく伸びた気がします。
例えば…
“Retrieve user claims from Azure AD” →「Azure AD からユーザー情報を取得」
技術の文脈ごと覚えることで、TOEICパート7の長文読解にも応用がききます。
技術ドキュメントは、実際に使われている“自然な実務英語”の宝庫なんですね。
英語で「学び」を記録すると、英語で考える習慣がつく
技術ブログ」や「英語メモ習慣」も、TOEIC対策として非常に効果的です。
たとえば、こんなふうに英語で簡単にまとめるだけでも、立派なアウトプットになります👇
- I got a ReferenceError today. I forgot to declare the variable.(今日、ReferenceError が発生しました。変数を宣言し忘れていました。)
- I fixed it by addingletbefore the variable name.(変数名の前にletを追加することで修正しました。)
毎日の学びや気づきを英語でメモしていくと、TOEICの英作文力(特にSpeaking/Writing)にも生きてくる表現ストックが増えていきます。
小さな積み重ねが“使える英語力”を作っていく
TOEICのためだけの勉強ではなく、開発に必要な技術英語をベースに学習することで、 気づけばTOEICのスコアも伸びている
——そんな理想的な学習ルートが作れます。
「使う前提」で英語を学ぶ姿勢こそが、 “試験”と“実務”のギャップを埋める秘訣なのかもしれません。
TOEICスコアはエンジニアのキャリアにどう影響する?
技術的なスキルが重視されるエンジニア職において、「TOEICスコアって本当に意味あるの?」と疑問に思う方は少なくありません。
実際、現場では「英語が話せなくてもコードを書ければOK」と言われることもあります。
ですが、AzureやTypeScriptのようなグローバルな技術に触れたり、英語ドキュメントと日々向き合っていると、英語ができる・読める・伝えられることが、キャリアにおいて思った以上に大きな武器になると気づきます。
英語ができるエンジニア=グローバルに活躍できる
世界中の開発現場では、“共通語としての英語”がほぼ前提になっています。
- 外資系企業やグローバル企業では社内ツール・チャット・会議が英語
- 海外ドキュメントやAPI仕様書は英語
- GitHubやStack Overflowのやりとりも英語
つまり、英語が使えるようになることで…
- 応募できる企業の数が圧倒的に増える
- フルリモートや海外案件にも挑戦できる
- 世界中の開発者と協力・情報交換ができる
というように、チャンスの枠そのものが広がっていきます。
TOEICスコア=「英語力を数値で証明」できる指標
TOEICは、英語の実務能力を測るスタンダードな試験であり、多くの企業がスコアを基準の一つとして採用しています。
例えば…
TOEICスコア | 想定される英語レベル | キャリアへの影響 |
---|---|---|
600点台 | ゆっくりなら英文が読める・定型メールOK | 技術職として基礎力を証明できる |
700〜800点台 | 実務レベルの読み書き・会話が可能 | 海外案件/外資企業でも対応できる |
850点以上 | 高度な英語スキル・ディスカッションも可能 | プロジェクトリーダー、国際案件などに抜擢されやすい |
英語が話せるかどうかは置いておいても、“英語ドキュメントを読んで内容を理解できる力”があると伝わるだけで、技術面以外の評価ポイントになります。
「苦手→少し得意に変えた」経験は強みになる
- TOEICの文法や語彙を学んだことで、エラーメッセージやAPIドキュメントの読解力が上がった
- 英語でPRコメントを書けるようになったことで、「英語を使えるエンジニア」としてチームでの信頼が高まった
- AIを活用して英文を整える習慣ができ、TOEICパート7の読解問題が読みやすくなった
こうした変化の積み重ねは、「キャリアを切り開く力」としての英語力につながります。
企業側が英語力を求める理由
- グローバルチームとの協業が増えている
- 英語ドキュメントの把握が必須な技術が多い(例:AWS、Azure、React)
- GitHub上のやりとりを英語でできる人材が重宝される
だからこそTOEICスコアという「共通の評価軸」があると、履歴書やスキルシートでも客観的にアピールしやすいのです。
まとめ:TOEICはキャリアの選択肢を広げてくれる“キー”になる
- TOEICスコアは「英語を使えるエンジニア」としての証明になり得る
- 技術英語との相乗効果で、TOEIC対策も効率化できる
- まずは“自分に合った学び方”で、無理なく英語力を育てていけばOK!
次章では、技術英語×TOEICの具体的なトレーニング方法をご紹介します。
「やる気はあるけど、続かない…」という方にもぴったりな、再現性の高い学び方をお届けします!
技術英語×TOEICの実践トレーニング(学びを“使える力”に変える)
ここまで、英語の必要性やTOEICとの関係性についてお話ししてきました。
では実際に、毎日の開発や学習のなかでどう英語力を育てていくのか?
この章では、「英語アウトプット習慣」を中心に、TOEICにも役立つトレーニングをいくつかご紹介します。
「1日1フレーズ」英語アウトプットを習慣にする
まず最もおすすめなのが、コードコメントや技術ノートを“1日1フレーズだけ”英語で書いてみることです。
例えば…
# Loop through items to find the matching value.
# Validate input before saving to database.
# 項目をループして一致する値を見つけます。
# データベースに保存する前に入力を検証します。
小さなことでも、毎日書く→読める→言い換えられるというサイクルができてきます。
こうした表現はTOEICのリーディングでもそのまま出てきそうな文構造なので、効果は想像以上です。
「使いながら学ぶスタイル」の人にぴったりの方法です!
エラーメッセージ×シャドーイングでリスニング強化
普段よく見る技術英語の中には、実はTOEICに出てくる表現や構文に近いものがたくさんあります。
例えば..
- Cannot read property ‘name’ of undefined(未定義のプロパティ「名前」を読み取ることができません)
- Unexpected token in JSON at position 0(JSON の位置 0 に予期しないトークンがあります)
- Access is denied due to invalid credentials(資格情報が無効であるためアクセスが拒否されました)
こうしたフレーズを音読する、あるいは読み上げツールで聞いてシャドーイングするだけで、TOEICのリスニングパートでの反応速度が上がるようになります。
「意味がわかる文章でリスニング練習をする」ことは、記憶の定着にもつながります。
ChatGPTで英文を添削してもらう → 書く力が磨かれる
AIをうまく活用している方におすすめなのが、英語で書いたフレーズをChatGPTに「自然な表現に直してもらう」ことです。
例えば…
私が書いたコメント:
I fix this bug. This function not work before.(このバグを修正しました。この機能は以前は動作しませんでした。)
ChatGPTの添削:
This PR fixes a bug that caused the function to fail previously.(この PR は、以前に関数が失敗する原因となったバグを修正します。)
英語学習アプリにはない、「自分の業務に即した実用表現」が学べるのが最大のメリットです。
実際の英語アウトプット→AI添削→言い換えの練習という流れが、TOEIC対策としても非常に効果的です。
英語で技術メモを残す=TOEICパート7の読解力が伸びる
エラーの原因や学んだことを日本語+英語のセットでメモに残していくと、TOEICパート7のような「業務文書の読解」にも強くなります。
- 【日本語】フォーム送信時のバリデーション漏れが原因だった
- 【英語】The form submission failed due to a missing validation rule.
技術英語に出てくる“原因と結果をつなぐ英文”に慣れていくことは、文章構造の理解力を高めるトレーニングにもなります!
再現性の高い「毎日の英語習慣」テンプレ
時間帯 | できること | 所要時間 |
---|---|---|
朝 | 英語のコードコメントを1行追加 | 3分 |
昼 | 英語のエラーメッセージを音読 | 5分 |
夜 | 今日の気づきを英語でメモ & ChatGPTで添削 | 10分 |
1日20分以内でも、“書く・読む・聞く”を自然に回せる構成です。
TOEICのスコアUPも、技術英語の習得も、「継続しやすさ」こそが鍵になります。
まとめ:英語は“毎日の開発の中”にある
- 「1日1フレーズ英語」の積み重ねで、確実に英文処理スピードが上がる
- ChatGPTを活用することで、自力での表現力が高まる
- 英語のエラー・PR・技術記事は、最強の“TOEIC実戦教材”になる
「技術英語を使いながらTOEIC力も伸ばす」というやり方は、現場感のある最強の学習スタイルだと思います。
身につけた英語力をキャリアや発信に活かす方法
英語が「なんとなく読める」ようになってきた。 PRコメントやエラーメッセージに慣れてきた。
TOEICでも少しずつ成果が出てきた。
では――そのスキル、ちゃんと活かせていますか?
実は、英語力をキャリアや発信に活かすには、“ちょっとした一歩”を踏み出すことが大きなカギになります。
SNSや技術ブログで「やってみた」を英語つきで発信する
「技術記事を英語で書くのはまだ不安…」という方でも、以下のような発信ならすぐに始められます!
- 今日覚えた技術英語フレーズ
- PRコメントに使った英語表現
- エラー解決の簡単な英語メモ
- ChatGPTで添削してもらった英文ビフォーアフター
こうした小さなアウトプットの積み重ねが、「この人、ちゃんと英語を使って実践してるんだな」と伝わり、ポートフォリオや面接時にも評価される材料になります。
ブログやSNSを習慣化している方には、まさに“キャリアにつながる発信のベース”になりますね。
英語ができると、選べる仕事が増える
英語に苦手意識があると、無意識のうちに求人票や案件の「英語力歓迎」をスルーしてしまいがちです。
でも、少しでも「技術英語がわかる」「英語ドキュメントを読める」という自信がついてくると、応募できる仕事の幅が一気に広がります。
- 外資系やグローバル展開中の企業
- 英語でやりとりする海外クライアント案件
- フルリモートでの国際開発チームへの参加
- 海外のOSSプロジェクトへのコントリビュート
特別なスキルでなくても、「英語を使う現場に抵抗がない」というだけで、武器になります。
TOEICスコア+技術英語で“伝わる”エンジニアへ
技術英語を実践しているだけでも強いのに、TOEICスコアも少しずつ伸びてくると、「証明できる」英語力になります。
これは特に履歴書やプロフィール、スキルシートを書くときに効果的です。
例えば…
- TOEIC 700点+日常業務での英語PRレビュー対応
- 英語ドキュメント読解力+海外案件対応経験あり
- ChatGPT×技術英語でのアウトプット習慣を継続中
こうした実績は、「英語が話せる」ではなく「英語を使って結果を出している」と伝えられるポイントになります。
英語力をさらに育てるために「使う場所」を決めよう
せっかく学んだ英語も、“使わないと”忘れてしまいます。
だからこそ、英語力をキープ&向上させるために使い続ける「場所」や「目的」を持っておくのがおすすめです。
- 技術英語ノート(Notion・Obsidian)を定期更新
- 技術ブログで「英語ノート」シリーズを連載
- SNSで #今日の英語PRコメント を投稿
- 英語のOSSプロジェクトでIssueを立ててみる
どれか1つだけでも、自分の「英語が使える場所」があると、学びがぐっと定着していきます。
まとめ:「使ってこそ身につく、英語力」
- 身につけた技術英語やTOEICスキルは、“発信”や“キャリア”の中でこそ活きる
- 1日1フレーズでもアウトプットすると、信頼や評価につながる
- 英語が苦手でも、「使ってみよう」と思えたその一歩が大きな成果になる
次章では、この学びと実践を踏まえた全体のまとめと、今日から始められる行動アイディアをお届けします。
英語は、努力がちゃんと返ってくるスキルです。一緒に最後まで走りきりましょう!
今の自分から始める、英語アップデートの一歩
ここまで、英語ができるエンジニアがなぜ“最強”なのか、そしてその英語力をどう育て、どうキャリアや発信に活かしていくかをお伝えしてきました。
私も最初は、GitHubやエラーメッセージの英語に苦戦しながら、「これは避けて通れないな」と実感しました。
でも、技術英語から1行ずつ慣れていくうちに、PRコメントも書けるようになり、英語ドキュメントも自然と読み進められるようになりました。
気づけば、英語が“読むもの”から“使うもの”へ変わっていたのです。
「英語ができる」は、スキルではなくスタンスかもしれない
- いきなり長文を書けなくてもいい
- ネイティブみたいに話せなくても大丈夫
- 文法が間違っていてもいい
大切なのは、「書いてみる・使ってみる・調べてみる」という自分なりの前進です。
実際、英語を少しでも使い始めると、それに比例して理解度も実用度もぐんと上がります。
“慣れることで、使える”ようになり、 “使っているから、もっと学びたくなる” そんなスパイラルに入れたら、英語はもう怖くなくなります。
今日からできる!おすすめの行動リスト
アクション | 所要時間 | 習慣化のコツ |
---|---|---|
コードに英語コメントを1行書く | 3分 | 毎朝1ファイルだけ対象にする |
PRのタイトルだけ英語で書いてみる | 5分 | 過去のPRをテンプレに使う |
エラーを英語のまま読んでみる | 3分 | 翻訳アプリに頼りすぎない |
ChatGPTに英語添削をお願いしてみる | 5分 | 自分の表現の癖がわかる |
自作フレーズをSNSやメモで残す | 5〜10分 | #今日の技術英語 などタグを決める |
最後に:あなたの英語、もう“使えて”ます
もし「PRコメントで英語使ってる」「エラーを英語で検索してる」「ドキュメントを英語のまま読もうとしてる」 そんな実感があるなら、あなたの英語はもう“使えている”フェーズに入っています。
そしてそれは、履歴書やポートフォリオに書いていい、“スキル”です。
英語は、一夜漬けで習得するものではありません。
でも、毎日の開発の中で育てることができる、継続可能なスキルです。
この記事が、その一歩を踏み出すきっかけになれたら嬉しいです!

英語って、どうしても「難しいもの」「自分には無理かも」と感じがちですが、 エンジニアとして日々向き合っているコードやドキュメントの中には、すでに“使っている英語”がたくさんあるんですよね。
大丈夫。完璧じゃなくていい。 コードに1行英語コメントを書いてみる。 エラーの意味を1つだけ調べてみる。 その積み重ねが、いつか「使える英語力」になります
コメント