英語のエラーが怖くなくなる!よくあるメッセージと読み方のコツまとめ

技術Tips

はじめてJavaでプログラムを動かしたとき、画面に赤い英語の文字がズラッと出てきました。

「え、パソコン壊した??」 本気でそう思って、焦って電源ボタンに手を伸ばしかけたのを今でも覚えています。

今思えば、ただのエラーメッセージだったのですが、英語だというだけで一気に恐怖レベルが跳ね上がるんですよね。

でも大丈夫。英語のエラー文には“読み方のパターン”があります。

文法を暗記しなくても、「あ、この単語が出たら〇〇ってことだな」と分かるようになれば、怖さはぐっと減ります。

この記事では、よく出る英語エラーメッセージ10選と、その読み方・意味のつかみ方をまとめました。

英語が苦手な方でも、「読めた!理解できた!」という体験につながる内容になっています。

英語エラー、ちゃんと読めれば意外とやさしい先生なんです。 一緒に読み方、練習してみませんか?

  1. エラーは「失敗」じゃなくて「対話」だった?
    1. エラーメッセージ=怒られてるわけじゃない!
    2. エラーが読めると“原因”が絞れる
    3. 怖くなくなると、成長が始まる
  2. 英語エラーメッセージのしくみを知ろう
    1. 英語エラーメッセージの3つの基本パーツ
    2. よく出てくる英語の“型”に慣れよう
    3. 読めるようになると、原因が“絞り込める”
    4. まとめ:エラーメッセージは“パニックワード”ではなく、“ヒントワード”
  3. よく出る英語エラーメッセージ10選と読み方のヒント
    1. よく出るエラー10選&読み方メモ
    2. 読み方のコツは“意味のまとまり”で読むこと
    3. エラーを“知ってる言葉”に置き換えるトレーニング
  4. 翻訳に頼りすぎない!英語エラーを読み解く工夫いろいろ
    1. パニックを防ぐ!「意味をざっくりつかむ力」を育てる
    2. “動詞”で意味を探す!読むときの注目ポイント
    3. 「エラー検索」のときは“英語のまま”が強い!
    4. ChatGPTにエラー文を“解説させてみる”
    5. エラー学習ノートのすすめ|「英語+日本語」で残すと身につく!
    6. まとめ:「読めたかも」が、“自分で直せる”の第一歩
  5. 英語エラーはやっぱり“先生”だったかもしれない
    1. 英語エラーに慣れていく過程は、“言語の壁”を乗り越える練習だった
    2. 読める=調べられる、調べられる=直せる
    3. 「分からなくていい」は、成長の入口だった
    4. まとめ:「読めないエラー」は未来の自分へのヒント
  6. 今日から試せる「英語エラー克服」5つのチェックリスト
  7. まとめ

エラーは「失敗」じゃなくて「対話」だった?

プログラミングを始めたてのころ、Javaでコードを書いてはじめて実行ボタンを押したその瞬間。

赤い文字がターミナルにずらーーーっと流れてきて、私はこう思いました。

「えっ……パソコン、壊したかも……?」

英語のメッセージ、よくわからない用語、そして何より赤い文字。

当時の私は完全にフリーズしました。

プログラムを止めたいのに、どう止めるかも分からず、電源ボタンに手を伸ばしかけたのを今でも覚えています。

でも、あとから冷静に調べてみると、それはエラーメッセージという開発者への“お知らせ”だったんです。

エラーメッセージ=怒られてるわけじゃない!

エラーが出ると、多くの人が「怒られた」「失敗した」と感じます。

特に英語で表示されると、「自分はできてない」と強く感じてしまいがちです。

でも本当は違いました。

英語のエラーメッセージは、 「ここで何かがうまくいかなかったよ、たぶん原因はこれだよ」 と伝えてくれている、いわばプログラムとの対話のはじまりだったのです。

エラーが読めると“原因”が絞れる

たとえば、Javaで出てくる代表的なメッセージ:

NullPointerException: Cannot invoke "SomeObject.method()" because "someObject" is null

最初は呪文のように見えていたこの文も、構造さえ分かれば読み解けるようになります。

部分意味
NullPointerException「null(空っぽ)」なものに触ろうとしている
Cannot invokeメソッドを呼び出せません
“someObject” is nullそもそも対象の変数が空っぽです

つまり、これは「空っぽの変数で .method() を使おうとしてるから動かないよ」と言ってくれてるわけです。

英語は難しいけど、ちゃんと“助けようとしてくれてた”…!

怖くなくなると、成長が始まる

英語のエラーが読めるようになると、ただの赤い警告文だったものが「どこを直せばいいかのヒント」に変わります。

そしてそれは、自分でコードを読み、原因を考え、調べて修正できるという成長の第一歩につながっていきます。

私にとっての“英語の壁”はエラーから始まりましたが、今では学べるきっかけをくれる先生のような存在になっています。

英語エラーメッセージのしくみを知ろう

エラーメッセージって、最初はただの英語の塊にしか見えませんよね。

でも実は、エラー文にはある“型”のような構造があります。

この型を知っておくだけで、知らない単語が出てきても「意味の輪郭」が見えてくるようになります。

英語エラーメッセージの3つの基本パーツ

エラー文には、だいたい次のような要素が含まれています。

  • エラーの種類(Exception名やError名) → どんなタイプのエラーか?
  • 何が問題なのか(原因の説明) → 何ができなかったのか、何が不正だったのか?
  • どこで起きたのか(場所や対象) → どの変数?どのファイル?どの行?

たとえば、Javaでよく見るこのエラー

NullPointerException: Cannot invoke "User.getName()" because "user" is null

このエラーを分解してみると…

部分意味
NullPointerExceptionnullな値(空っぽ)にアクセスしようとした
Cannot invoke “User.getName()”メソッド呼び出しができません
because “user” is null user という変数が null だから

これだけで「userが何も入ってない状態で getName() を呼ぼうとした」ことが見えてきますよね。

よく出てくる英語の“型”に慣れよう

語エラー文には、よく使われるワードや構文パターンがあります。

いくつか見てみましょう。

英語表現意味・役割
Unexpected token予期しない記号(文法ミスなど)
Cannot read propertyオブジェクトに存在しない値を読もうとした
is not defined宣言されていない変数
Access is denied アクセス権がありません
Invalid argument渡した値が正しくない(不正な引数)

これらは、何回も出会う定番フレーズ。

最初は意味が分からなくても、「またこのフレーズきた!」と思えるだけで安心感につながります。

読めるようになると、原因が“絞り込める”

たとえば以下のように状況が読めるようになります。

TypeError: Cannot read property 'length' of undefined

→ 「undefinedな値に .length を使おうとしてる。あ、初期化ミスかも?」

SyntaxError: Unexpected token 'else'

→ 「else の前に if か } が足りないかも…構文が壊れてる!」

こうやって“読めるようになる”と、解決までの時間がぐっと短くなりますし、「何を検索すればいいか」の判断力もついてきます。

まとめ:エラーメッセージは“パニックワード”ではなく、“ヒントワード”

英語のエラー文は、慣れるまでは怖く感じます。 でもその正体は、「英語の文で書かれたヒント」にすぎません。

構造を知る → パターンに慣れる → 単語の意味がつながる この順番で少しずつ「読めるようになる体験」が増えていきます。

次章では、いよいよよく出るエラー10選とその読み方メモをご紹介します!

「それ見たことある!」「これ、いつも引っかかる…!」という定番ばかりなので、ぜひ一緒に読みながら練習してみましょう。

よく出る英語エラーメッセージ10選と読み方のヒント

ここからは、英語のエラーメッセージの中でもよく見る定番のフレーズを取り上げ、 「どんな意味?」「何が原因?」「どうやって読めば怖くない?」というポイントを一つずつ解説していきます。

エラーは“暗号”ではなく、“ヒントのかたまり”です。パターンを知っておけば、読める→わかる→直せる、の連鎖につながります◎

よく出るエラー10選&読み方メモ

英語エラーメッセージ読み解きポイントよくある原因
NullPointerExceptionnull(空っぽ)なのに使おうとした変数の初期化忘れ・未代入
ArrayIndexOutOfBoundsException配列の外を見にいってる配列の長さ+1までループ
ClassNotFoundExceptionクラスが見つからないよimport忘れ/パスミス
SyntaxError: Unexpected token予期しない記号があるよ括弧の閉じ忘れ/セミコロン
TypeError: Cannot read propertyプロパティにアクセスできないundefinedやnullにアクセス
ReferenceError: x is not defined xって定義してないよ?宣言ミス・タイポ
IllegalArgumentException渡された引数がダメです関数に変な値を渡した
IOException入出力まわりでエラー発生ファイルが開けない等
Access is denied アクセス権限がないよ認証ミス/設定漏れ
Unexpected end of input入力が途中で終わってる閉じ括弧・end文なしなど

読み方のコツは“意味のまとまり”で読むこと

英語が苦手だと、どうしても一語一句訳そうとしてしまいがちですが、 “英文全体をかたまりとして意味を取る”クセをつけると、読解スピードがぐっと上がります。

たとえば:

Cannot invoke "User.getName()" because "user" is null

は、「userがnullだからgetName()を呼び出せません」と読み替えられるようになると、もう怖くありません。

エラーを“知ってる言葉”に置き換えるトレーニング

エラーを見てすぐ理解する人も、最初は「わからない→でも毎回出る→慣れる→読める」このループを回しています。

翻訳に頼りすぎない!英語エラーを読み解く工夫いろいろ

エラーメッセージに慣れてきても、やっぱり英語だと一瞬「うっ」となってしまうこと、ありませんか?

翻訳ツールにコピペするのも手ですが、できれば自分で意味のヒントをつかめるようになりたい。

この章では、そんなときのための「読み方のコツ」と「実践的な対処法」をまとめました!

パニックを防ぐ!「意味をざっくりつかむ力」を育てる

まずは全文を訳そうとせず、「このエラーは何を伝えたいのか?」を想像して読んでみる癖をつけてみましょう。

たとえば:

TypeError: Cannot read property 'length' of undefined

意味を完全に訳さなくても、「あ、undefined なやつに .length しようとしてるんだな」と分かるだけでOKです。

キーワードだけ拾って意味を推測できると、心の余裕がグッと増します。

“動詞”で意味を探す!読むときの注目ポイント

英語エラーの文章は、よく見るとこんな構造になっています。

主語(何の話?)+動詞(どうなった?)+原因や対象

例:

Cannot invoke method because X is null
  • Cannot:できない(=失敗した)
  • invoke:呼び出す(メソッドなど)
  • because:なぜなら
  • X is null:X が null だから!

つまり、“動詞とbecauseあたりを見ればだいたい分かる”という読み方も有効です◎

「エラー検索」のときは“英語のまま”が強い!

エラー内容を日本語に翻訳してから検索すると、情報量が減ってしまうこともあります。

  • 英語でそのまま検索すると Stack Overflow や GitHub Discussions がズラッと出てきて解決しやすい
  • 「Error: Cannot read property…」のような部分コピーで検索すると類似の事例が見つかりやすい

エラー文の意味がわからなくても、英語のままGoogleに貼ってみるだけでも価値アリです!

ChatGPTにエラー文を“解説させてみる”

AIを使い慣れている方におすすめなのが、ChatGPTに英語エラーをそのまま渡して、「どういう意味?」と聞く方法。

例:

エラー: ReferenceError: myVar is not defined
ChatGPTへのプロンプト: 「このエラー文の意味を初心者にも分かるように日本語で説明して」

補足してくれたり、コード例までつけてくれることもあります。

英語の読み方だけでなく、“実際の対処”にもつながる頼れる相棒になりますね。

エラー学習ノートのすすめ|「英語+日本語」で残すと身につく!

学習効率を上げるには、出会ったエラーを“ふり返る習慣”をつけるのが効果的です。

NotionやGoogleスプレッドシートなどに、こんな風に記録してみましょう。

英語エラー意味(日本語)自分の対応備考メモ
ArrayIndexOutOfBoundsException配列の外を読みに行った ループの上限を1減らしたfor文チェックする癖つける!
  • あとから見返すと知識として定着する
  • 自分だけの“英語エラー辞典”ができる

「これ、前にもやったな」が自信に変わります!

まとめ:「読めたかも」が、“自分で直せる”の第一歩

  • 単語全部を訳す必要はありません!キーワードと構造で“ざっくりつかむ”意識が大事
  • 英語のまま検索&ChatGPTに解説依頼 → いまどきの王道ルート
  • 自分用にメモを残す習慣で、英語への抵抗感が少しずつ減っていきます

次章では、いよいよまとめとして、「エラーって、先生だったんだな」と思えるようになる視点をお届けしていきます!

英語エラーはやっぱり“先生”だったかもしれない

ここまで読んでくださった方は、きっと「英語のエラーメッセージ=ただの脅し文句」ではないと気づき始めているのではないでしょうか。

私自身、最初は怖くて赤い文字から目をそらしていました。

でも、よく見るとそこには「起きていること」と「原因」がきちんと書かれていて、 しかもほとんどのエラーが「あなたにできる対処」を暗に教えてくれていたんです。

英語エラーに慣れていく過程は、“言語の壁”を乗り越える練習だった

たとえばこのエラー

SyntaxError: Unexpected token '}'

昔の私: > 「Unexpected…? トークン?誰??」

今の私: > 「あ、閉じすぎてるな。if文の中身見直そ」

この違いを生んだのは、単語を知ってるかどうかではなく、パターンを経験してきたかどうかだと感じています。

つまり、エラーの英語って“英語の勉強”じゃなくて、開発者としての経験知をくれる教材なんですよね。

読める=調べられる、調べられる=直せる

英語のまま検索できる 英語の原因文から想像できる その1回1回が、「あ、自分の力で解決できた!」という実感につながります。

  • 小さな「読めたかも」
  • 小さな「理解できたかも」
  • 小さな「1人で解決できたかも」

これを積み重ねていくと、英語エラーはだんだん“友達”に思えてきます。

…いや、正しくは“ちょっとツンデレな先生”かもしれませんね。

「分からなくていい」は、成長の入口だった

最初から読めなくてもいい。むしろ、「英語のエラー文ってなんて言ってるの?」と疑問を持てるだけで一歩前進です。

分からないからメモする 分からないから検索する 分からないからChatGPTに聞いてみる

そうやって、「次に出会ったときはちょっと分かるかも」に変えていくサイクルが何よりも強いのだと思います。

まとめ:「読めないエラー」は未来の自分へのヒント

  • 英語エラーは、ただの“ダメ出し”ではなく“道案内”でした
  • 怖さの正体は「わからなさ」→読める型を知れば解消できる
  • 調べる・試す・記録する → 英語が“使える知識”になっていく

英語が苦手でも大丈夫。 むしろ、苦手だったからこそ得られる“理解する楽しさ”があると思います。

あなたも、次に出てくる英語エラーに、ほんの少しだけワクワクしてもらえたら嬉しいです。

今日から試せる「英語エラー克服」5つのチェックリスト

チェック ミニ解説
英語エラーをコピペして検索してみた日本語訳じゃなく、原文でそのまま検索が早道!
よく見るエラーはメモやノートに残した1文でもOK。「見たことある」が次の自信に
意味が分からないエラーはChatGPTで質問“解説して”で驚くほど丁寧に教えてくれる
「Cannot」「is not defined」などの型を覚えた一語一句訳さず、パターンに慣れる意識で◎
焦らず「これはヒント」と思って読んでみた最初の1文を読もうとするだけで大きな一歩✨

この中から「今日やってみようかな」と思えることが1つでもあれば十分です。

次に似たエラーが出たとき、「お、これ知ってるかも」と思えたら、もう立派な成長です!

まとめ

英語のエラー文は、最初はただの「謎の警告」かもしれません。

でも少しずつ読み方を知っていくことで、 怖い存在ではなく「ヒントをくれる相棒」に変わっていきます。

読めた1文、調べられた1フレーズ。

それだけであなたはもう、1歩前に進めています。

今日の自分をちょっとだけ褒めてあげてくださいね!

decopon
decopon

エラーが出たとき、「うわ…英語だ…」「何が起こってるの?」と感じたこと、私もたくさんあります。 でも、読み方に少しずつ慣れていくと、赤い文字の中に「解決のヒント」があることに気づくようになりました。

英語が得意じゃなくても大丈夫です。 むしろ、「分かろう」としたその気持ちが、なによりの一歩です。

今日のあなたが、次の英語エラーとちょっとだけ仲良くなれていますように。

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