在宅勤務6年目の現実|エンジニアが快適に働くための仕事環境と習慣

キャリアと働き方
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6年在宅して思ったこと「私って、意外と家好き…?」

コロナ禍をきっかけに始まった在宅勤務。 最初は「やったー!通勤ゼロ!楽勝じゃん!」と思っていた私ですが、数日後にはこう思っていました。

「え、今日1回も声出してない…?」

仕事とプライベートの境界がふんわり溶け、Zoomのカメラ越しに映る自分に「誰…」とつぶやいたこともありました。

コミュニケーションの難しさ、謎の孤独感、そして座りっぱなしで痛む腰…。

在宅勤務、甘く見てました。

それでも「快適に働きたい!」という一心で試行錯誤を重ね、気づけば6年。

今では、「出社?あっ、昔の話ですよね?」と笑えるくらい、在宅勤務が自分にぴったりの働き方になりました。

この記事では、そんな在宅生活6年生の私がたどり着いた、エンジニアが快適に働くための環境づくりと習慣づくりをリアルに紹介していきます。

「在宅勤務、ちょっとしんどいな…」と思っているあなたのヒントになれたら嬉しいです。

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  1. 在宅勤務6年目で見えてきた“リアル”
    1. 会話がチャットだけ…想像以上に静かだった
    2. 仕事とプライベートの境界線が、曖昧すぎる問題
    3. じわじわくる孤独感と「これでいいのかな?」という不安
    4. でも、6年経って思うこと
  2. 快適な仕事環境を整えるために必要だったもの
    1. イスと机の重要性に、腰で気づく
    2. ネットとガジェット類は“地味に神”
    3. 意外と効いた「音・光・香り」
    4. 小さな“快適”の積み重ねが、大きなストレスを減らす
  3. 働き方を整えるための「習慣」と「ルール」
    1. 「始業と終業のスイッチ」を作る
    2. 時間を区切って働く“ゆるポモドーロ戦略”
    3. “働きすぎない”ための境界線の作り方
    4. 習慣とルールで、在宅勤務はもっとラクになる
  4. 心と身体のケアもパフォーマンスのうち
    1. 休憩は「義務」じゃなくて「ご褒美」にする
    2. 身体は“座りすぎ”に正直です
    3. メンタルケアに効いた“ゆる習慣”
    4. 「頑張らずに心と体を整える」ことも、在宅勤務のスキルです
  5. 在宅勤務を“ラクに楽しむ”ためにやめたこと
    1. 「ずっと座ってなきゃ」に縛られるのをやめた
    2. カメラON必須の会議スタイルをやめた
    3. 完璧な毎日を求めるのをやめた
    4. 力を抜くことが、在宅勤務を長く続けるコツだった
  6. まとめ & これから在宅勤務を始める人へ
    1. 在宅勤務で「やってよかったこと」
    2. これから在宅勤務を始める方へ伝えたいこと

在宅勤務6年目で見えてきた“リアル”

在宅勤務——最初は夢のようでした。

通勤ラッシュとは無縁、スーツも要らない、コーヒー片手にパジャマでPC前。

「これはもはや理想郷では…?」と、心の中の自分が拍手喝采していたのを覚えています。

でも、その理想は思ったよりも早くヒビが入りました。

会話がチャットだけ…想像以上に静かだった

出社していた頃は、ちょっとした雑談や「お疲れさまです!」の声に、自分も“仕事モード”に切り替わっていたんだなぁと実感。

在宅になってからは、「あれ、今日まだ一言も声を発してないな…」なんて日が珍しくありませんでした。

チャットは便利だけど、声に出さないと何となく気持ちも閉じてしまうような…。

静かすぎる環境に、ちょっと寂しさを感じる瞬間もありました。

仕事とプライベートの境界線が、曖昧すぎる問題

家にいると、つい家事に手を出したり、ソファが誘惑してきたり。

「ちょっとだけ動画見るか…」が気づけば昼寝コースへ。

逆に、就業後もPCの前にいると「これだけ片付けてから寝るか…」と、終わりが見えなくなる日も。

オフィスなら自然に区切れる“オンとオフ”の境目が、家ではぼんやりとにじんでしまいました。

じわじわくる孤独感と「これでいいのかな?」という不安

誰にも会わずに仕事が終わる日が続くと、ふと 「私、ちゃんと働けてる…よね?」と不安になることもありました。

成果が見えにくい、評価も伝わりにくい、ちょっとした雑談での息抜きもない。

“自分、ちゃんとここにいる感”が希薄になることに、在宅ならではのストレスを感じました。

でも、6年経って思うこと

たしかに最初は戸惑いだらけでした。

でも、その分「どうやったら自分らしく働けるんだろう?」と考えるきっかけにもなりました。

  • 物理的な作業環境を見直す
  • 習慣を整える
  • 自分の心と体の声を聴く

そんな工夫を重ねた結果、今では「これが一番自分に合ってる働き方かも」と思えるようになりました。

在宅勤務は、放っておけばどこまでも曖昧になる働き方。

でも、手をかければ、自分仕様の快適なスタイルに育てていけると感じています。

このあとの章では、実際に私が試してきた“快適な仕事環境づくり”や“習慣の整え方”について、リアルな体験をもとにご紹介していきます。

あなたにとっての“ベストな働き方”を見つけるヒントになればうれしいです。

快適な仕事環境を整えるために必要だったもの

在宅勤務の“快適さ”を決めるもの、それは間違いなく仕事環境です。

「椅子は正義」「Wi-Fiが命」「音って案外大事」…

この6年で身に染みました。

この章では、私が試行錯誤の末にたどり着いた“これがあると快適”をカテゴリ別にご紹介します。

イスと机の重要性に、腰で気づく

最初はダイニングチェアで仕事してました。

「まあ、いけるっしょ」と思っていたあの頃の私に一言いいたい。

「姿勢、なめたらアカン。」

3日で腰に違和感、1週間でストレッチ生活スタート。

ちゃんとしたオフィスチェアを導入したら、集中力も体の調子も明らかに変わりました。

私が取り入れたもの:

  • 座面高さ調整できるオフィスチェア
  • 昇降式デスク(立ち作業もできる!)
  • モニターアームで首・目線をラクに

「身体を労わる設備」は、在宅勤務の寿命を延ばす必需品でした。

ネットとガジェット類は“地味に神”

Wi-Fiルーターが不調だと、一気にテンションが落ちますよね。

オンライン会議中に声が途切れるあの瞬間、「あ、自分消えたかも…」という不安、何度味わったことか。

改善してよかったもの:

  • メッシュWi-Fiで家中どこでも安定接続
  • 有線接続できるドッキングステーション
  • ノイズキャンセリング付きマイク&イヤホン

会話がスムーズにできるだけで、「仕事できてる感」が倍増します…!

意外と効いた「音・光・香り」

これは好みによりますが、私には効果てきめんでした。

集中力が切れそうなとき、気持ちが沈みそうなときにサポートしてくれるのがこの3つ。

活躍してくれたものたち:

  • ノンボーカルのBGM(Lo-Fiとか雨音系)
  • デスク横に置いた観葉植物とLED間接照明
  • 気分で選べるアロマディフューザー(柑橘系が特におすすめ)

感情って環境に左右されるんだなぁ…としみじみ実感しました。

小さな“快適”の積み重ねが、大きなストレスを減らす

在宅勤務は、自由度が高いからこそ「どんなふうに整えるか」がものすごく大事です。

完璧を目指さなくてOK。

むしろ、「自分がちょっと嬉しくなるポイント」をいくつか用意しておくだけで、働く時間がぐっと楽になります。

次の章では、こうした環境を活かしながら「どうやって働き方を整えていったか?」についてお話ししますね!

働き方を整えるための「習慣」と「ルール」

在宅勤務がある程度落ち着いてくると、次に直面するのが“時間の使い方”や“生活リズム”の問題。

言ってしまえば、自由すぎて逆にムズいのが在宅勤務の罠でした。

この章では、私が試してきた「仕事と生活をうまく区切るための習慣やルール」についてご紹介します!

「始業と終業のスイッチ」を作る

オフィスで働いていたときは、出勤=仕事スタート、退勤=終わり、という自然な流れがありました。

でも在宅勤務ではそれが曖昧。

「とりあえずPC開いてコーヒー飲んだら…仕事、かな?」みたいな日もありました。

そこで私は、毎朝“働くモード”に入るための儀式をつくるようにしました。

例えばこんなルール

  • 始業前に顔を洗って着替える(部屋着でも“出勤感”が出る)
  • デスク周りをサッと拭いて気分を切り替える
  • 音楽を“仕事用プレイリスト”に切り替える
  • 終業時にToDoリストを一言メモしてPCをシャットダウン

ちょっとした動作でも、「オンとオフの切り替えスイッチ」を作ると、だらだら感がグッと減りました!

時間を区切って働く“ゆるポモドーロ戦略”

集中して作業するぞ!と思っていても、家の中には誘惑が多すぎる…。

なので、私は「ポモドーロ・テクニック」のゆるバージョンで、時間と休憩を意識的に取る方法を使っています。

ゆるポモドーロルール

  • 25分集中 → 5〜10分休憩(でも“タスクで区切る”ほうがラク)
  • 午前に深いタスク/午後はゆるい作業や会議中心
  • 休憩中はあえて別の部屋に行く(気持ちのリセット)

スマートウォッチやタイマーを活用して、「休むことも仕事」と思うようにしてます。

“働きすぎない”ための境界線の作り方

在宅勤務って、気づけば“日付変わってた”みたいなことありませんか?

移動時間がないぶん、限界まで作業しがちなのが怖いところです。

なので私は、意図的に「区切る」ルールを持っています。

やめ時の合図リスト

  • 18時以降は通知OFFにして、チャットも閉じる
  • 夕方に軽いストレッチ+間接照明ON(夜モードに切り替え)
  • 「これ続きやりたいな」と思っても、明日のタスクにしてあえて残す

完璧に終わらせるよりも、“明日にいい感じにバトンタッチ”する方が継続しやすくなりました。

習慣とルールで、在宅勤務はもっとラクになる

働く場所が自由になった今、自分なりのルールを持つことが、働きやすさを左右します。

誰かが決めた“正解”じゃなくて、自分に合った“ちょうどいい仕組み”を持つこと。

次の章では、その“働きやすさ”を支えるもうひとつの鍵——心と身体のケアについてお話します!

心と身体のケアもパフォーマンスのうち

在宅勤務って、実は「がんばろう」と思えば思うほど、気づかないうちに心と体がヘトヘトになってるんです。

集中しているつもりでも、知らず知らずに体がカチコチ、気持ちがモヤモヤ… なんてことも。

この章では、そんな“目に見えにくい疲れ”と付き合うために、私が意識してきたケア方法をご紹介します。

休憩は「義務」じゃなくて「ご褒美」にする

まずお伝えしたいのは、休憩=サボりではないということ。

むしろ、ちゃんと休むことで集中力が戻り、ミスも減ってパフォーマンスが上がるんです。

私はこんな“ご褒美的休憩”を取り入れています。

取り入れてよかった休憩の例

  • 午前と午後に各1回、完全にPCから離れる10分間
  • コーヒーと一緒にお気に入りの音楽を1曲聴く(いわゆる「1曲だけタイム」)
  • お昼後に目を閉じて目薬&深呼吸(ミニ瞑想っぽく)

「休むと決めたらちゃんと休む」が心と体のリセットに効きました!

身体は“座りすぎ”に正直です

在宅勤務=座り仕事、ですよね。

でも、人間は椅子用に設計されていないんじゃないか?と思うほど腰や肩に来ます…。

身体ケアで効果があったこと

  • 昼と夕方に立って伸びるストレッチ(背中・肩甲骨まわりが特におすすめ)
  • Bluetoothイヤホンで立ったまま会議参加(意外と気分転換になります)
  • 1時間ごとにスクワット5回ルール(笑、でも案外イケます)

運動=ジムに行く、じゃなくて「小さく動く」だけでも、疲労感が変わりました!

メンタルケアに効いた“ゆる習慣”

「やる気が出ない日」「誰ともしゃべらない日」って、在宅勤務だと珍しくありません。

そんな日にも、気分をちょっとだけ前向きに戻す工夫をいろいろ試してみました。

私が取り入れたメンタルケア習慣

  • 朝、窓を開けて光と空気を取り込む(物理的にリフレッシュ!)
  • 感謝ノート的に「今日のよかったこと」を1行だけメモ
  • 仕事後にX(旧Twitter)でエンジニアの雑談ポストを眺める(仲間感◎)

人と比較しすぎず、自分の小さな“できた”を大事にすることが、働き続けるためのエネルギーになりました。

「頑張らずに心と体を整える」ことも、在宅勤務のスキルです

しっかり働くためには、しっかり休む・整えるという視点も大切。

在宅勤務は、自分のペースを守りやすいからこそ、心と身体のメンテナンスも“仕事の一部”にしちゃいましょう!

次の章では、在宅生活6年目の私が「これやめたらラクになった」ことについてお話ししていきます。

在宅勤務を“ラクに楽しむ”ためにやめたこと

在宅勤務6年目ともなると、自然と“これはもう手放そう”という選択も出てきます。

最初は「ちゃんとしなきゃ」と思っていたことが、今では「いや、むしろ力抜いたほうがうまくいく」と感じるようになりました。

ここでは、私が実際にやめてラクになったことをご紹介します。

「ずっと座ってなきゃ」に縛られるのをやめた

かつての私は、「座ってる=働いてる」「立ち上がる=サボってる」くらいの謎の思い込みを持っていました。

結果、腰痛と集中力の低下を見事にゲット。

今は、立ち作業・ストレッチ・軽い歩きを意識的に取り入れるようにしています。

立ってメールを返したり、軽く背伸びしたり。

座ってる時間が減ると、集中も続きやすくなりました。

カメラON必須の会議スタイルをやめた

最初は「常に顔を出すのが礼儀」と思っていましたが、気づけばカメラ映りが気になって仕事どころじゃない日も…。

ライティング、角度、髪の跳ね具合……エンジニアの仕事じゃなくて完全に女優の準備です(笑)

今では、必要に応じて“カメラONは選択制”ルールに。

リラックスできる状態で臨む方が、かえって会話が活性化するように感じています。

完璧な毎日を求めるのをやめた

ToDoリストをぎっしり書いて、すべて終わらないと罪悪感…。

そんな日々を続けていた私が、今や「今日の自分はけっこうがんばった」方式にシフトしました。

仕事も生活も“波があるもの”。

全部うまくやろうとせず、「いまできることを丁寧にこなす」くらいがちょうどよい。

結果、心にも余白ができて、気づけばパフォーマンスも上がってました。

力を抜くことが、在宅勤務を長く続けるコツだった

真面目に取り組むのは大切だけど、がんばりすぎは続きません。

“やめたこと”が、“働きやすさ”と“ここちよさ”を連れてきてくれた感覚があります。

在宅勤務を長く続けるなら、「自分をゆるめる技術」も立派なスキルだと思っています。

次の章では、これまでの振り返りと、在宅勤務を始めたばかりの方へ届けたいメッセージをお届けします。

まとめ & これから在宅勤務を始める人へ

ここまで読んでくださって、ありがとうございます。

在宅勤務生活を6年続けてきた私が、振り返って思うのは――

「環境も習慣も気持ちの整え方も、すべて“自分で調整できる働き方”こそ在宅勤務の魅力だな」ということです。

でもそれは、勝手に整ってくれるわけではありませんでした。

不便さに気づいて、何かを変えて、また試して…そうして少しずつ“自分に合った働き方”に育ててきた感覚があります。

在宅勤務で「やってよかったこと」

  • 椅子やデスクなど、身体に優しい設備への投資
  • 朝や就業時の“切り替え”ルーティンをつくる
  • メリハリを意識した時間の使い方
  • 気持ちや身体の疲れに気づいてあげる習慣

どれも劇的ではないけれど、積み重ねることで「続けられる在宅勤務」になりました。

これから在宅勤務を始める方へ伝えたいこと

  • 最初から完璧にこなす必要はありません。
  • 思ったよりうまくいかない日があって当然です。
  • 自分に合うスタイルは、人の数だけあります。

焦らず、少しずつ、「自分が心地よく働ける形」を探していってください。

たとえば、今日この記事を読んだことも、きっと最初の一歩です。

在宅勤務は、働き方の自由度が高いぶん、自分を整える力が問われる働き方でもあります。

でもそのぶん、“自分らしさ”を最大限に発揮できる可能性もたっぷり詰まっています。

あなたなりの快適な働き方が見つかりますように。

そして、今日もあなたの在宅勤務ライフがちょっとでも“ごきげん”でありますように。

decopon
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在宅勤務にはメリットもあれば、知らずに抱えがちなモヤモヤや疲れもありますよね。 私自身、戸惑いや失敗を重ねながら少しずつ自分に合った働き方を見つけてきました。

「こうすれば完璧!」という正解はありませんが、この記事の中に、あなたの在宅勤務が少しでも“ラクで、心地いいもの”になるヒントがあれば嬉しいです。

無理せず、がんばりすぎず。 自分らしく働くための工夫や考え方を、これからも一緒に見つけていきましょう!

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