JavaのListをマスターしよう!基本概念からサンプルコードまで

Java入門・実践
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「JavaのList、ちゃんと説明しようとすると意外と奥が深いんですよね。」

業務コードにもバンバン出てくるし、便利なんだけど、最初は「結局どれを使えばいいの?」って迷いがち。

私も初心者の頃、業務コードを見て「え…?Listって何…?」と頭が真っ白になったことがあります。

でも、大丈夫!この記事では、難しい用語はできるだけシンプルに説明して、誰でもListの基本を理解できるように工夫しました。

さあ、Listの世界へ一緒に飛び込んでみましょう!

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はじめに

「JavaのList?…うん、聞いたことはあるけど、結局どう使うの?」

——プログラミングを学び始めたころの私も、まさにそんな感じでした。

特に忘れられないのが、ある日業務で見たJavaのコード。

Listと書かれているその一行に、「え、これって何?どうなってるの…?」とパニックになり、頭が真っ白に。 正直、ちょっと泣きそうになりました。

いや、実際ちょっと泣きました(笑)。

でも今思えば、それってすごく自然なことなんですよね。

ListはJavaでよく使われる便利な仕組みですが、最初はその正体がとってもわかりづらい。

「配列とどう違うの?」

「使い方がいろいろあって混乱する!」

「とりあえず書いてるけど、意味までは…うーん」

そんなモヤモヤを抱えたまま進むのって、本当にしんどい。

だからこの記事では、「Listってなんか難しそう」と感じていた過去の自分に向けて書くつもりで、できるだけ丁寧に・やさしく・そしてちょっと楽しく、Listの基本から活用方法までを解説していきます。

この記事を読み終わる頃には、「あっ、Listってそういうことだったのか!」とスッキリできるようお話していきますね。

それでは、JavaのListの世界へ、一緒に踏み出してみましょう!

そもそもListって何?

「JavaのListってよく聞くけど、結局何なの?」 そう思ったこと、ありませんか?

私はあります。しかも業務コードの中にいきなり出てきて、「はいこれ使ってます」みたいな顔してるんですよね…。

そのたびに「え、Listって、何ができるの?配列と何が違うの?」と頭がハテナでいっぱいになりました。

では改めて、一緒に基本から見ていきましょう!

Listは“並べる箱”

Listは、ざっくり言うと「複数のデータを順番に並べて管理できる便利な箱」です。

たとえば、「りんご」「バナナ」「みかん」という3つの文字列(String)を一つの箱に入れて並べたいとき、Listを使うことで簡単に実現できます。

Java
List<String> fruits = new ArrayList<>();
fruits.add("りんご");
fruits.add("バナナ");
fruits.add("みかん");

これでfruitsというリストに、3つの果物の名前が順番に入っています。中身はadd()メソッドで追加できて、取り出すのもとても簡単です。

配列(Array)との違いって?

Javaには配列(Array)という、昔ながらの“並べる方法”もあります。

でも配列には「サイズ固定」という弱点があるんです。

Java
String[] fruits = new String[3];
fruits[0] = "りんご";
fruits[1] = "バナナ";
fruits[2] = "みかん";
// ここで4つ目を追加しようとするとエラー!

一方Listは動的(=好きなだけ追加できる)なので、「あ、やっぱり“ぶどう”も入れたい!」というときにも安心です。

Java
fruits.add("ぶどう"); // OK!

まるで伸び縮みする便利な棚のような存在ですね。

Listの魅力まとめ

  • 順番通りにデータを管理できる → 「先頭から3番目のデータが欲しい」なんて時も簡単!
  • 必要に応じて追加・削除できる → 「やっぱりこのデータいらないな…」という時にも柔軟に対応
  • 便利なメソッドがいっぱい → .add()で追加、.get()で取得、.remove()で削除など、メニューが豊富!

最初は「なんか難しそう…」と思いがちなListですが、一度「並べて使う便利な箱」だとイメージできると、使い方も見えやすくなってきます。

次章では、そんなListにも種類があることを紹介していきます!

Listの種類と選び方 〜ArrayListとLinkedListの違いって?〜

「JavaのListって便利らしいけど…なんかいろいろ種類あるよね?ArrayList?LinkedList?どれを使えばいいの?」

私が最初に思ったのも、まさにこの疑問でした。

Listには一種類しかないと思っていたら、いろんな名前のクラスが出てきて、「え、どれが本物なの?」とパニックに(笑)

でも大丈夫。知っておくべき基本の2つを押さえれば、だいぶスッキリします!

ArrayListとは?

ArrayListは、一番よく使われるListの実装クラスです。

名前のとおり、内部的には“配列”のような構造で動いています。

特徴

  • 読み書きが速い(特にget()で要素を取り出す処理)
  • データの末尾に追加するのが得意
  • 要素の挿入・削除はちょっと苦手(途中に追加するとずれるから)

こんなときにおすすめ!

「とにかく順番にデータを入れて、あとで何番目かを素早く取り出したい!」 > → 迷わずArrayList!

LinkedListとは?

一方、LinkedListは、データを“鎖のようにつないで”管理する構造。

1個1個がバケツリレーのようにつながっているイメージです。

特徴

  • 途中への追加・削除が速い
  • 逆に、get()でランダムに取り出すのはやや遅い
  • メモリを多く使うこともある

こんなときにおすすめ!

「データの出し入れが頻繁にある処理をしたい」 > → LinkedListが効率的!

使い分けの目安

比較項目ArrayListLinkedList
データの追加○(末尾なら高速)○(途中の追加も得意)
データの取得◎(インデックス指定に強い)△(先頭や末尾ならOK)
データの削除△(ずれが発生)○(つながりを切るだけ)
メモリ効率 比較的コンパクト少し多めに使う

実際の業務ではどちらが使われる?

結論から言うと、多くのケースではArrayListが選ばれます。

理由はシンプルで、「わかりやすく、十分に高速」であるためです。

LinkedListは、「追加・削除がめちゃくちゃ多い特殊なケース」で力を発揮しますが、日常的なデータ処理ではArrayListで十分な場面が多いんです。

どれを使えばいいの?

迷ったらこう考えてみてください:

  • 順番にデータを入れて、あとで取り出すのがメイン → ArrayList
  • 途中にガンガン追加・削除する必要がある → LinkedList

そして大丈夫、最初のうちは全部ArrayListでOKです!

慣れてから必要に応じて使い分けを学んでいけば十分。

次の章では、実際にコードを書いてListを使ってみましょう!

「読むだけ」ではわかりにくかった部分が、「手を動かすことで腑に落ちる」瞬間がきっとあるはずです。

実際にListを使ってみよう!

ここまでで、「Listって複数のデータを順番に並べられる便利な箱だよ!」という話をしてきました。

では次は、実際に手を動かしてListを使ってみましょう。

プログラミングは「読んでなんとなくわかった」より、「書いて動かしてみた」の方が100倍身につきます!

Listを作る

まずは、定番のArrayListを使ってリストを作ってみましょう。

Java
import java.util.List;
import java.util.ArrayList;

public class ListDemo {
    public static void main(String[] args) {
        // フルーツの名前を入れるリスト
        List<String> fruits = new ArrayList<>();

        // 要素を追加する
        fruits.add("りんご");
        fruits.add("バナナ");
        fruits.add("みかん");

        System.out.println(fruits); // 出力: [りんご, バナナ, みかん]
    }
}

これだけで、fruitsというListにデータが3つ入りました!

見た目はシンプルですが、すでに「動的に拡張できるデータ構造」を使っているということなんです。

要素を取り出す・削除する

追加ができたら、今度は中身を「読む」「消す」もやってみましょう。

Java
// 2番目の要素を取得(インデックスは0からスタート)
System.out.println(fruits.get(1)); // 出力: バナナ

// 要素を削除("バナナ"を消す)
fruits.remove("バナナ");

System.out.println(fruits); // 出力: [りんご, みかん]

ここでポイントなのが、「get()で要素を読み」「remove()で削除」できるというシンプルさ。

あの業務コードも、こうやってひとつずつ読み解いていけば、ちゃんと理解できるようになります!

Listをループで取り出す(for-each)

複数の要素があるときは、ひとつずつ取り出すのにループ処理が便利です。

Java
for (String fruit : fruits) {
    System.out.println(fruit);
}

出力はこんな感じ:

りんご
みかん

この書き方(for-each構文)はよく業務コードにも登場します。

「Listに入ってる全部を順番に処理したい」というときの定番です!

よくある「初心者のつまずき」

  • ArrayList list = new ArrayList(); の部分が難しく見える → Generics(ジェネリクス)と呼ばれる記法で、「このリストはString型のデータだけを扱いますよ」という意味
  • インデックスが0から始まる → get(0)が最初の要素だと覚える!
  • remove()で「インデックス」と「値」を間違える → remove(1)は1番目を削除、remove(“バナナ”)は値指定

Listの操作を実際に試してみると、「あ、意外とやることってシンプルかも!」と思えるはず。

次章では、業務コードで見かけるListの使い方と応用パターンを一緒に読み解いていきましょう!

業務コードでよく見るListの使われ方

正直に言います。

初めてJavaの業務コードに出てきたList<String>を見たとき、「???」ってなりました。

add()とかget()とか見たことはあるけど、処理の流れも追えず、どこでデータが入って、どこで出てるのかまったくわからない…。

気づけば目は乾き、心は曇り空でした。

でも、大丈夫。ここでは「業務でよく使われるパターン」を実際のコード例と一緒に解説していきます!

フォーム入力やデータ登録処理

Webアプリなどでは、ユーザーが複数のデータを入力できるフォームがあります。たとえば「好きな果物を選んでください」というチェックボックス入力。

このとき、選ばれた複数の値がList<String>として送られてくることがよくあります。

Java
public void registerFruits(List<String> selectedFruits) {
    for (String fruit : selectedFruits) {
        System.out.println(fruit + " を登録しました!");
    }
}

つまり、「どれだけ選ばれても受け取れるように」するのがListの役目なんです。

データベースからの検索結果の受け取り

リストは「結果が複数あるかもしれないとき」にも大活躍します。

Java
List<User> users = userRepository.findByName("Taro");

↑このコード、業務でよく見かけます! 「Taroという名前のユーザーが何人いるか分からないから、Listでまとめて受け取ってる」というわけです。

そのあとに例えば:

Java
for (User user : users) {
    System.out.println(user.getEmail());
}

という処理で、取得したユーザー全員にアクセスしています。

複数条件のデータを渡したいとき

APIの引数やバッチ処理の対象を指定するときも、Listが使われがちです。

Java
List<Long> ids = List.of(1L, 2L, 3L, 4L);
processByIds(ids);

このように、“まとめて渡す”ための箱として、Listはいたるところで登場します。

よくある混乱ポイント&解説

初心者が業務コードを読んでいてつまずきやすい箇所をピックアップし、やさしく解きほぐしてみましょう:

困惑ポイント解説
List<User> users = …って何?「User型のデータを複数個入れられるList」
for (User u : users)の意味が謎Listの中身を1つずつ取り出してるだけ(拡張for文)
.stream().filter(…)って何?StreamAPI。次章で丁寧に解説しますのでご安心を!

「わからない」から「なるほど!」へ変わった瞬間

私自身、業務コードで「List<String>が返ってきて、それをループで回して…」という処理を見たとき、 最初はわからない単語の羅列にしか見えませんでした。

でも、「ただの“箱”に、複数のデータが入ってるだけ」 これに気づいた瞬間、霧が晴れるように見通しがよくなりました。

今、あなたが「あのときの私」と同じ場所にいたとしても、大丈夫。

少しずつ慣れていけば、業務コードだって怖くないし、「読める→使える」に変わっていきます。

次の章では、Listをもっと便利に使いこなす応用テクニックを紹介します。

「こんなこともできるの!?」と驚くような、ちょっとワクワクする話をしましょう。

もっと便利なListの使い方 ~フィルタ・ソート・Stream入門~

「Listの追加・取得・削除はできるようになった。

でも、もっとスマートに扱えたらなぁ」

——そんなふうに感じたことはありませんか?

ここでは、Listをさらに便利に使いこなすためのちょい足しテクニックをご紹介します。

要素を並び替えたい! → ソート(sort)

たとえば、Listの中身を「あいうえお順」に並べたいとき:

Java
import java.util.Collections;

List<String> fruits = new ArrayList<>();
fruits.add("バナナ");
fruits.add("りんご");
fruits.add("みかん");

Collections.sort(fruits); // 自然な順(あいうえお順)に並び替え

System.out.println(fruits); // 出力: [みかん, りんご, バナナ]

日本語の並び順が自然じゃないときは、Comparatorを使ったり、外部ライブラリで補強する方法もありますが、それはまた別の機会に!

特定の条件に合う要素だけを取り出したい! → フィルタ(filter)

たとえば、「名前がAで始まる要素だけを表示したい」という場合。

Java
List<String> names = List.of("Alice", "Bob", "Alex", "Charlie");

names.stream()
     .filter(name -> name.startsWith("A"))
     .forEach(System.out::println); // 出力: Alice, Alex

これは「Stream API」というJavaの便利な機能です。

難しそうに見えるかもしれませんが、“流れ”を作ってデータを加工する”というイメージで大丈夫!

要素を全部まとめて加工したい! → map(マップ)

たとえば、全員の名前を大文字に変換したいとき:

Java
List<String> names = List.of("Jiro", "Taro", "Hanako");

List<String> upperNames = names.stream()
                               .map(name -> name.toUpperCase())
                               .toList();

System.out.println(upperNames); // 出力: [JIRO, TARO, HANAKO]

これもStream APIの力です。map()は「それぞれの要素を変換する」という操作にぴったり。

書き方のコツ:読みやすく・書きやすく!

Javaのコードは「書ける」だけじゃなく、「読みやすさ」がとても大事です。

特に業務では他の人があとで見たときにすぐ理解できるようにすることが求められます。

おすすめのちょいテク:

  • メソッドチェーン(.stream().filter()…)は改行で読みやすく整える
  • 変数名は中身が伝わるようにつける(例:List<String> fruits)
  • 使い終わった変数はそのスコープ内で閉じる

まとめ:Listの“次なるステージ”へ

ここまでくれば、あなたのList力はかなり頼もしいはずです!

「追加・取得・削除」だけでなく、ソート・フィルタ・変換といった処理もできるようになれば、Listは単なる“箱”ではなく、“道具箱”のような存在に進化します。

まとめ:Listが“わからない”から“使える”へ

ここまで、JavaのListについてじっくり学んできました。

最初は「配列と何が違うの?」「ArrayListとLinkedListって何者?」と、モヤモヤばかりだったかもしれません。

でも、少しずつ使い方や違いが見えてくると、「あ、これって業務コードで見たやつだ!」とピンと来る瞬間があったはずです。

振り返ってみると、こんなステップで進んできました:

  • Listの正体をざっくり理解
  • Listにもいろんなタイプがあると知る
  • 基本的な使い方をコードで体験
  • 業務コードでよく使われるパターンを読み解く
  • フィルターやソートなど、応用テクニックに触れる

ここまで来れば、もうListとは“お友だち”です。

私自身、「Listって結局なに?」と悩み、意味がわからず泣きそうになった経験があったからこそ、この記事を書きました。

だからこそ、今まさに「わからない」でつまずいている人がいたら、心の底から「大丈夫だよ」と伝えたいです。

理解できるまで時間がかかってもいいし、一回読んで全部覚えなくたっていい。

少しずつ、繰り返し使っていくうちに、いつのまにか自然と使いこなせるようになります。

この記事が、過去の私のように「業務コードで迷子になっている誰か」の道しるべになればうれしいです。

次はぜひ、実際のコードを読んだり、自分のプロジェクトでListを使ってみたりしてみてくださいね。

“わかった気がする”を、“使える実感”に変えていきましょう!

decopon
decopon

初めてListに触れたときの「これ、なんなの?」という戸惑いや、業務コードで迷子になったときの焦り…。この記事が少しでも、そんな不安をほどくお手伝いになっていたら、とてもうれしいです。

もし今、「なんとなく理解できたかも」「少しスッキリしたかも」と思えていたら、それは立派な前進です。プログラミングは、1回で全部わかるものじゃないし、わからないまま進むのも普通のこと。私も何度もつまずいて、そのたびに「またか…」と思いながら、少しずつ前に進んできました。

だから、焦らなくて大丈夫。この記事が、あなたの中の「Listってなんか怖い…」を「List、ちょっと好きかも」に変えるきっかけになっていたら、これ以上うれしいことはありません。

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